名古屋市千種区の歯科医院

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院長紹介

痛みがなくなる!トラブルも起きない!良い状態を長く保てる!
そんな当たり前の結果をマジメに追求します!

藤正歯科医院 院長 藤正英樹

私が歯科医師を目指したのは、父親の影響によるところが大きいと思います。祖父も歯科医師でしたので、物心ついたときには何となく歯科医師を目指すのが当たり前だと思っていたのが正直なところです。

とはいえ、父親から歯科医師になるように強要されたこともありませんし、どちらかというと「自分の好きなことをしろ!」と言われてきたので、やはり幼いながらに父親を見ていてあこがれの気持ちが強かったのだと思います。

そんな私でしたので、何も迷うことなく歯科大学に進学しましたし、気楽にテレビで見ていたような楽しいキャンパスライフをイメージしていたぐらいです。でも現実は全然違っていて、歯科大学に入学してから、たくさん勉強しないといけないことを知りました。

大学時代の勉強も大変でしたが、歯科医師の資格を取ってからの勉強はもっと大変で、思い起こせば歯科医師になりたてのころからずっと勉強の日々だったなと思いますし、今でも毎日が勉強だと感じさせられる仕事です。

歯科医師の資格を取ると、まずは臨床研修医として大学病院に勤務します。そして、初めて実際に患者さんの治療を担当することになります。

あの頃の自分を振り返ると、本当に何もできない歯科医師だったなぁ…と思います。と言いますか、担当させていただいた患者さんに申し訳ない気持ちになることがたくさんあるというのが正直なところです。

今でも忘れられないのは、初めて抜髄(神経の処置)を担当したときにとんでもないミスを犯してしまい、先輩の先生に対応してもらって、なんとか事なきを得たという経験です。

あのときには、本当に自分のできなさ加減を痛感して落ち込みましたし、患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになり、治療を担当するのが怖くなったことを覚えています。

ただ、私の場合は多くの先輩方の助けもあって、何とか歯科医師として独り立ちできるところまでのスキルを身につけてくることができました。

研修医としての臨床研修を終えてから藤正歯科医院を父親から引き継ぐまでの間に4軒の歯科医院でお世話になってきたのですが、勤務していた歯科医院の院長先生方のサポートがあって、歯科医師としてのスキルを磨いてくることができたと思います。
また、勤務医としてスキルを磨く一方で、大学院にも通い、補綴(歯が欠けたり、失ったりした場合に詰め物や被せ物、入れ歯などの人工物で補う治療)の勉強もしてきました。

私自身、上手に治療できるようになりたいという気持ちが強かったですし、周りにいる同僚の勤務医よりもできるようになれないと恥ずかしいという想いがあったので、勉強もたくさんしましたし、多くの患者さんの治療を担当して経験も積ませていただきました。

自分が治療をした部分がすぐに悪くなるとか、詰め物や被せ物がすぐにダメになってしまうなんてことはあり得ないし、他の歯科医師に診られたときに恥ずかしくない治療ができないといけないと思って、自分の技術を磨くための努力は惜しみませんでした。

これは、私の性格もあるのだと思います。私の性格をひと言で表すとしたら『マジメ』という言葉がピッタリだと人から言われますし、自分でもやっぱりそう思います。そして、『負けず嫌い』なところもあります。

そんなマジメで負けず嫌いな性格なので、常により高い技術を求め続けるというスタンスは、歯科医師の資格を取ってからずっと変わっていません。特に「正しい治療を追究し続けたい」という気持ちは、人一倍強いと思います。

そんな私が最も大切にしているのは、歯科治療をして「当たり前の結果を出すこと」です。

患者さんにとって『当たり前の結果』というのは、治療を受けた部分が「治った」と実感できることだと思います。

治療した部分の「痛みがなくなる」ことは当然ですし、治療後も「トラブルが起こらず」「良い状態を長く保てる」ということ。これが、私の考える『当たり前の結果』です。

そのような『当たり前の結果』を出すために、私は「エビデンス(科学的な根拠)にもとづいて、基本に忠実な治療をすること」が一番だと考えています。分かりやすく言えば、大学の教科書にも載っているようなスタンダードな治療を行うということです。

歯科医師の仕事をしていると、どうしても「最先端の治療法」というものに目を奪われてしまいがちなところがあります。そういう最新のものに触れているほうが時代の最先端をいく感じがしますし、見た目にも派手でカッコいい感じがするからなのだと思います。

でも、どれだけ最先端であったとしても症例数が少ないためにまだ治療後の結果に関するデータが不十分な治療であれば、それは患者さんにリスクを負わせることになります。

私は、そんなリスクを患者さんに負わせたくはありません。それよりも、たとえ派手さはなくても昔から繰り返し行われてきて治療の結果が良いと明らかに分かっている基本に忠実な治療をするほうが、患者さんの期待には応えられると考えています。

こうして自分の想いを書きながら、あらためて私は「マジメな性格」なんだなと思っているところではありますが、歯の健康は一生涯のものだからこそ、私は『当たり前の結果』を出し続けて、あなたと長いお付き合いをさせていただきたいと思っています。